会長挨拶

第78回地方会を開催するにあたって

 このたび、第78回日本消化器がん検診学会関東甲信越支部地方会を、2018年9月2日(日)、栃木県総合文化センターにて開催させていただくこととなりました。伝統ある本学会の会長を拝命し、大変光栄に存じます。本学会は、医師以外にも、放射線技師、臨床検査技師、保健師など、消化器がん検診に関わる多職種の会員から成り立っておりますが、全ての会員にとって実りある学会となりますよう、鋭意準備を進めさせて頂いております。

 今回はテーマを「消化器がん検診の裾野を広げる」といたしました。X線による胃集団検診、免疫法便潜血検査による大腸がん検診は死亡率減少効果が科学的に認められた検診法であり一定の成果をあげてきましたが、その受診率はがん対策推進基本計画で目標とされた水準には達しておりません。胃内視鏡検診の導入により胃がん死亡率の改善が期待されてはおりますが、実施に向けてはまだまだ問題も多く、十分に普及しているとは言えない状況です。今後さらに効果的な検診体制を実現するためには受診率の向上が不可欠であり、未受診者の把握と受診勧奨に加え、受診者にとって敷居の低い検診方法の普及が重要と考えます。本学会では、教育講演、シンポジウムにおいてこのテーマを取り上げ、検診に関わる多職種の皆様のそれぞれの立場からご意見を頂き、今後の受診率向上につながるような議論ができればと考えております。

 会場となる宇都宮市は、「餃子の街」、「カクテルの街」などとも呼ばれておりますが、学会前日の土曜日にお越し頂いて街を散策して頂くのも一興かと思います。また、少し足を伸ばして頂くと、世界遺産の日光東照宮や、鬼怒川、那須塩原をはじめとする人気の温泉場をご堪能頂くことも出来るかと思います。皆様に栃木県の魅力を知って頂く良い機会でもありますので、一人でも多くの方のご参加を、心よりお待ち致しております。

第78回 日本消化器がん検診学会関東甲信越支部地方会 
会 長  小林 望
(栃木県立がんセンター 消化器内科)

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